そんな時は、伝えたい内容をメモして渡すと効果的なのだ。いくら忙しい相手でも、移動時間やちょっとしたスキマ時間はあるのだから、そんなときにメモを読んでくれる確率が高いだろう。だが、ここで注意したいポイントがある。メモに書くときに、手紙のようにだらだらと書いてしまっては、相手は読む気がなくなるだろう。メモに書くときには、要点をきちんとまとめたうえで「あとでちょっと目を通してください」と渡すようにしよう。要点をまとめることで伝えたい内容を再確認できるし、なにより人は耳で聞くより目で読んだほうが理解をしやすいのだ。先にメモで要件を伝えたら、あとで時間を作ってもらって話をするといいだろう。そうすれば、相手も話の重要性を把握したうえで話を聞いてくれるので、聞き入れてくれる可能性がぐんと上がるだろう。