「つまり」の使い方ひとつで、その人の印象はガラッと変わる

「つまり」をよく使う人は、良く言えば「倫理的な人だと言えるが、悪く言えば「理屈っぽい」ということになる。

この言葉のおかげで会話の内容が整理でき、「倫理的な思考を持ったかしこい人」という見方ができる。

しかし、「つまり」という言葉を使えばいいというものではない。

話の要点をまとめきれていないのに話のつなぎとして「つまり」を多用すると、何が大事なのかという話の趣旨すら崩してしまう可能性がある。

ただ単に使えばいいというものではないので注意が必要だ。

自分自身が使うときも同様に、相手からみた印象と、会話の要点をまとめる意味で使っているかどうか気をつけながら使うべきだろう。

「ここだけの話なんだけど…」という話には要注意!

このような話を持ちかけられると、自分もその話の内容が気になるし、なにより自分を信じてくれていると思うに違いない。

出会ってすぐの人からこのような話をされるとかえって戸惑うが、ある程度仲良くなった人からであれば、気を許してしまい、お返しとばかりに自分も「実は私もなんだけど…」というふうにお互いが「ここだけの話」を切り出してしまう。

このことは、自分の情報を相手に伝えることで、相手からも情報を得ようとするサインで、また相手に対しては自分の持っている情報を提供するように、心理的にそうさせるのである。

いわば、人間の心理をついた言動だといえる。

ただし、相手から都合のいい情報を入手するために「ここだけの話」というほどでもない話をして相手から情報を得ようとする人もいるだろうから、気安く大事なことを話さないように気を付けたり、相手との親密度や性格によって考えたほうが無難だろう。

「あなたにはわからないと思うけど…」と前置きする人

こう相手から切り出されると、なんだかバカにされているような気がして不愉快な気分になるだろう。

相手からしてみれば、自分が優位な立場だと得意気になっているに違いない。

当然ながら、聞く側からしてみればどうでもいい内容だろう。

相手は、「自分の話を聞いてくれている、相手より自分が上だ」という心理が働いているので、その話に相槌を打って聞いてあげるしか関係を保つ方法はない。

会話とは、お互いもしくは複数人は順番に話すことで成り立つわけであって、1人が複数人に話をするような講演会ではないのだ。

話をする側は、事前に話の内容をきちんと整理しておき、「分からなかったら申し訳ないけど…」といった感じで下からの立場で話を始めると、相手も聞きやすいだろう。