相手を断れなくさせるには「レッテル」を貼ると効果的

たとえば、取引先の相手に「気前のいい方ですね」とレッテルを貼っておくと、実際はそうでないのに、あなたの前では気前のいい人物として振る舞おうとする。

頼み事をしたときも「ここで断ったらケチだと思われるかもしれない」と思って、レッテルを裏切る行動を取りづらくなるのである。

この「レッテル効果は部下や上司にも使える。

たとえば、部下に急ぎの仕事をしてもらいたいときに、「君は手際がよくて仕事が早そうだ」とレッテルを貼っておく。

すると、実際はいつも遅れがちな部下でも、「期待を裏切るわけにはいかない」と急がぎるを得なくなってしまう。

逆に、上司には「決断力があって頼もしい」というレッテルを貼っておくと、急ぎの決断を下してほしいときに待たされずに済むだろう。

また、繰り返し同じことを言ってレッテルをはがしにくくしておくと効果が続くはずだ。

仕事を1日早く仕上げるだけで自分をアピールできる!?

上司は仕事を頼む前に「この程度なら5日あれば十分できるだろう」とあらかじめ予測しているが、予想より早く仕事が終わると「よくやった」と思ってくれるのだ。

ただし、これは予定より1日早いから効果的なわけであって、何事も早いほうがいいからといって3日目に書類を提出したらどうだろうか。

その書類が完璧にできあがっていれば問題はないが、手抜きをしていたり複数個所ミスでもあれば「仕事が雑な人なんだな」と評価がまったく変わってしまうかもしれない。

なぜなら、自分の予想よりもかなり早く書類が出されると、それだけ時間がかかると思っていた内容を早々と終わらせたことで心配になり、その書類に入念に目を通すことになるからだ。

結果的に「これは慌ててやったな」と思われることもあるので、アピールはほどほどが効果的だろう。

自分の意見を通しやすくする発言のタイミングは?

なぜなら、最初の発言に対しては反対意見が出やすく、受け入れてもらいにくいからだ。

では、会議の途中で発言すればいいかというと、そうでもない。

会議の中盤になるといろんな意見が飛び交い、そんな中で発言してもほかの意見に揉み消されてしまい印象に残らない。

じつは、一番有効なのは会議の終わりに発言することなのだ。

最後にすることで意見が通りやすくなるのだが、これは人が最後に触れた情報に左右されやすいからである。

最初や中盤に入ってきた情報は、会議が進むにつれ印象が薄れてしまうが、終盤に言うことで相手にインパクトを残すことができるだろう。

ちなみに、話の終盤までに出てきた話をメモしておき、それぞれの意見に触れながら自分の意見を述べると反論されにくい。

そして、会議の終盤なのでほとんどの意見が出尽くしており、自分の意見がかき消されることもないだろう。

会議の最後で自分の意見を通してしまうのがポイントなのだ。

あえて怖い顔をすることで、思い通りにコトを進める凄ワザ

この怖い顔には、怒られる、殴られるといった直接的な恐怖を連想する。

そして直観的に「この人に逆らうとまずいだろうと考え、従おうとする。

長い人類の歴史でも、多くの場合で独裁者と民衆の関係は“恐怖”と“服従”で成り立ってきている。

つまる、怖いと感じるものにはおとなしく従うというわけだ。

この心理を利用すると、相手を従わせたいときには自分を怖い存在にするといい。

いつも怖い顔をして、自分が決めたルールを徹底させ、もしそれを破った者に対してはいかなる理由があっても許さないという態度を徹底していれば人は従ってくるはずである。

しかし、あまりにも高圧的であったり、恐怖心だけで従わせていては、いつかその不満が爆発する日がくるので、尊敬してもらえる存在になることが理想だ。

弱気のよきこそオーバーリアクションが効果的!

このオーバーアクションには、自分が強くなったように思えてくる効果がある。

たとえば、スポーツ選手が得点を入れるごとにガッツポーズをしたり、「ヨッシャー!」と叫ぶことがあるが、まさにオーバーアクションの典型的な例だ。

強そうに見える演出をして、それによって自分を奮い立たせているのである。

そういった意味では、動物が前足を上げて立ち上がったり、歯を見せて声をあげる威嚇のポーズと同様に、動物に備わっている本能的な行動であるといえる。

そこで、会議やプレゼンテーションの場で発言するときにどうしても緊張してしまうという人は、手を大きく動かしたり、大げさな表情をつくったり、声に極端な抑揚をつけてみるといい。

すると、不思議と気持ちが強気な方向に向かっていくはずだ。

大きな商談の前や難しい相手と商談をする前にも、円陣を組んで気合を入れるように「よし、やるぞ!」と、気合を込めて拳を高く突き上げてみるといいかもしれない。